キャピラノ鮭孵卵場は、1971年に創設されたカナダ水産庁管理下にある人工孵化場です。クリーブランド・ダムの建設により、キャピラノ川の鮭減した鮭を増殖させるために作られた養殖場です。
ギンザケやニジマスの養殖だけではなく、スコーミッシュ族のシンボルともなっているキングサーモンも先住民のセレモニーや料理のために養殖されています。この孵化場は、博物館のように様々な展示物があり、カナダで最も有名な魚であるサーモンについて学ぶことができます。
鮭の成長過程や、産卵時期にはキャピラノ川を遡上し、命を終えるといった鮭のライフサイクルについても模型や写真で展示されています。ガラス張りの人工の魚道が設けられていて、サーモンが実際に遡上するところも見学することもできます。大きな魚体のサーモンが遡上するシーンは迫力満点です。